トラックの安全運行について
株式会社フィールドアロー物流 安全運転についてまとめたものです。
安全運転の基準
安全運転は「安全運転5則」や「高速運転安全5則」などを基準にすることができます。
安全運転の5則とは、
・安全速度を必ず守る
・カーブの手前でスピードを落とす
・交差点では必ず安全を確かめる
・一時停止で横断歩行者の安全を守る
・飲酒運転は絶対にしない
高速運転安全5則とは、
・安全速度を守る
・十分な車間距離をとる
・割り込みをしない
・わき見運転をしない
・路肩走行をしない
安全運転の心得7カ条
安全運転で大事なことは技術よりも心構えです。心に余裕がなくイライラしていたり、焦ったりしている時ほど、危険な事故のリスクが高まりますので、多大な損害を伴う悲痛な事故を起こさないためにも、次の7カ条を守り、穏やかな心で運転しましょう。
1.譲り合いの心を持つ
昨今、話題になっている危険なあおり運転は、自分優先の運転によるもの。交通ルールを守ることは当然ながら、「お先にどうぞ」と譲り合える心を持つことで、安全かつ互いに気持ちの良い運転ができます。たとえ、ルールを守らない、交通マナーが悪いといったドライバーがいてもイライラしたり張り合ったりせず、安全に気をつけながら穏やかな気持ちでハンドルを握りましょう。
2.初心忘るべからず
安全運転を意識づけるには、常に初心にかえり、適度な緊張感を保って運転をすることが大事です。どんなに慣れている道であっても、道路は天候や時間帯などによって、状況が目まぐるしく変わります。慣れている道だからこそ、慎重な走行を心がけるようにしましょう。
3.交通ルールはしっかり守ろう
車も人もいないからと、一時停止も徐行もせずにそのままの速度で走行を続けたことはありませんか?当たり前のことではありますが、法令遵守は絶対です。交通ルールは必ず守って走行しましょう。
4.自分の運転を過信しない
運転歴が長いドライバーによくあるのが、自分の運転が上手いと過信してしまうこと。法定速度を確認せずにスピード違反のまま走行したり、片手運転で走ったりという姿を見かけることもありますが、過信は注意力を低下させ、危険運転を誘発します。自分では気づかないうちに迷惑運転になっている場合もあります。
5.体調が悪い時は運転しないことも大事
寝不足気味で今日は眠いし、少し疲れているかもしれない。体調が良くないけど、送迎に行かなくてはならない。少しでも体調が悪いと感じたら、運転を休むことも重要です。
無理をしてハンドルを握り、ボ〜っとした意識のままで運転をしてしまうと、集中力や判断力が鈍り、操作が遅れることで重大な事故を引き起こしかねません。通勤で利用している人であればなおさら、毎日の運転前に自分の体調を確かめ、ベストコンディションで運転をしましょう。
6.「〜だろう」ではなく「かもしれない」運転を
「相手が止まってくれるだろう」「ここはひと気が少ないから少しぐらいスピードを出しても大丈夫だろう」。そうした「だろう運転」はもしもの時の危険回避を送らせてしまいます。運転中は常にリスクがあると考え、「もしかしたら〜かもしれない」と危険を予測しながら運転をしましょう。
7.「ながら運転」は絶対にNG
運転中にスマホを操作する、カーナビやテレビを注視するなど、ながら運転は非常に危険です。スマホの普及で運転中にスマホを触る人が増え、それによる大きな交通事故が多発したことから、2019年12月より「携帯電話使用等」に関する罰則が強化されました。
(道路交通法 第七十一条五の五 運転者の遵守事項)
ドライブレコーダーについて
当社では高性能タイプのドライブレコーダーを使用しております。
車両からの速度信号を入力することでGPS電波の届かないトンネル内などでの速度記録が行えるほか、方向指示器の作動状況、ブレーキランプの点灯状況も記録でき、ドライブレコーダーが衝撃を検知したことをデジタルタコグラフに衝撃イベント発生として通知する機能を有しています。
当社のトラックに設置しているドライブレコーダーは、
・前方視認用カメラ
・後方視認用カメラ
・側方視認用カメラ(左右)
・運転室内カメラ
デジタルタコグラフについて
デジタルタコグラフ(デジタコ)は速度・時間等の運行記録をメモリーカード等に記録し、ドライバーが法定速度、休憩時間を遵守しているか、安全な運転が出来ているかを表やグラフで正確に確認することができます。
アナログタコグラフよりも、様々なデータを素早く、正確に分析できます!
デジタルタコグラフにはデータを読み取るためのソフトも付いています。パソコンの画面でデータをまとめて確認することが出来るため、ドライバーの方への指導やドライバー自身の判断が正確になり、事故防止や燃費削減にも繋がります。
まとめ
安全運転の基準・安全運転の心得7カ条に基づき運転することで、安全に運転を行うことが出来ます。
また、運行データのデジタル化のよって、デジタルタコグラフ及びドライブレコーダーを併用することによって、運行情報がデータとして残ることで安全や業務効率への意識が高まります。それに、自分自身では気付いていなかった運転のクセなどに気付くきっかけも与えてくれます。
最近では、『あおり運転』が社会問題化となっており、ドライブレコーダーを搭載することで抑止力にもなっています。